愛媛県松山市の中島の沖合で３日正午頃にフェリーとタグボートが衝突し、タグボートの乗員１人がケガをしました。松山海上保安部は業務上過失往来危険の疑いで捜査しています。この事故の影響で４日に石崎汽船のフェリーに一部欠航が発生しています。

松山海上保安部によりますと、松山市の中島の沖合で３日午前１１時５０分頃、石崎汽船のフェリー「翔洋丸」から「タグボートと衝突した」と通報がありました。

タグボートの乗員は３人で、このうち１人が衝突の影響で頭に軽いケガをしました。フェリーの乗員・乗客３２人にケガはありませんでした。

フェリーは松山観光港から呉港と広島港に向かっていて、タグボートは山口から広島に向かっていました。

浸水や油の流出はなく、フェリーは乗客を乗せ目的地まで運航。タグボートは自力航行で約５時間後に松山市内に到着しました。

松山海上保安部は２つの船の船長らから事情を聴くなどし、業務上過失往来危険の疑いで捜査しています。

この事故の影響で、石崎汽船の松山観光港と呉・広島を結ぶ便で４日、一部欠航が発生しています。

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