稲穂が赤く色づいた「つくし赤もち」=佐賀県の吉野ケ里歴史公園で2024年9月3日午前10時32分、斎藤毅撮影

 吉野ケ里歴史公園(佐賀県神埼市、吉野ケ里町)の水田で、赤米の穂が紅色に色づき、秋風に揺れている。

 同園の約3000平方メートルの水田には、古代米の「つくし赤もち」「ベニロマン」「黒米」「紫米」の4品種が植えられている。猛暑や台風に見舞われたが、生育は順調だという。

 8月末から赤米のつくし赤もちが色づき始め、見ごろを迎えている。今月中旬ごろまで楽しめ、ベニロマンや黒米なども順次色づき始めるという。

 担当者は「古代の人も喜びながら実った米の色を楽しんだと思う。遺跡を眺めながら同じ思いに浸ってもらえれば」と話している。10月13日には一般参加者による稲刈りも行われる予定。【斎藤毅】

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