銀行協会の職員を騙り呉市に住む女性からキャッシュカードを盗み、ATMから現金375万円を引き出したとして、名古屋市に住む男が逮捕されました。警察は特殊詐欺グループの犯行とみて捜査しています。
窃盗疑いで逮捕されたのは、愛知県名古屋市中区の中神克也容疑者(39)です。
警察によりますと、今年7月9日、呉市に住む無職の女性(82)の自宅の固定電話に銀行協会職員を騙る人物から「カードが不正利用されているから、カードを封印する必要がある」などと電話がありました。
その後、銀行協会職員になりすました中神容疑者が女性の家を訪問。玄関先でキャッシュカードのうその封印手続きをし、女性が目を離した隙に偽物のカードとすり替え、広島市南区や名古屋市中区など6か所のATMから16回にわたり、現金375万円を盗んだ疑いがもたれています。
調べに対し、中神容疑者は「間違いない」と容疑を認めています。
警察は特殊詐欺グループが行った犯行とみて、詳しく捜査をしています。
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