被災現場を歩くコーヘン駐日イスラエル大使=石川県輪島市門前町で3日(イスラエル大使館提供)
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 1月の能登半島地震で被災した石川県輪島市門前町をイスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使が訪ね、被災者らに直接、ねぎらいと激励の言葉を伝えた。

 3日に現地の施設を訪ねたコーヘン大使は、「能登の人々と共にこの非常事態に立ち向かうために来ました」とあいさつ。被災状況に心を痛めていると語った。また「生活再建を支援するため、緊急かつ継続的な援助を提供することを約束します」と話した。

石川県輪島市門前町の被災者らに配られた、衛生用品などが入った「支援バッグ」=イスラエル大使館提供
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 大使は国際NGO「オペレーション・ブレッシング・ジャパン」と共に被災現場にも入り、洗剤や衛生用品を詰めた「支援バッグ」100個を被災者らに直接手渡した。他の被災地域にも計400個を送る予定。イスラエルは2月にも能登半島地震の被災地に救援物資を送っている。

被災者らと対話するコーヘン駐日イスラエル大使(写真左から2人目)=石川県輪島市門前町の施設で3日(イスラエル大使館提供)
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 2011年の東日本大震災では、イスラエル政府は日本国内のNGOと共にいち早く現場に駆けつけた。医療支援チーム約60人が宮城県南三陸町の避難所にプレハブの診療所を建て、初の海外医療団として支援した。撤収時には、プレハブや医療機器を現地に寄贈し、被災者の支援に使われた。【大治朋子】

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