講演する自見英子万博担当相=福岡市中央区で2024年9月5日、吉田航太撮影

 自見英子万博担当相が5日、福岡市であった「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で「大阪・関西万博と地方創生が拓(ひら)く日本の未来について」と題して講演した。自見氏は「2025年大阪・関西万博を日本経済の起爆剤にする」と強調した。

 自見氏は25年4月の開幕に向け、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で進む会場の工事が順調に進んでいると説明。パビリオンを囲む大屋根「リング」上から見える光景を「緑があり、水があり、地球儀をのぞきこむようだ」とたとえ「万博で子どもや若者にも、いろんな体験をしてほしい」と期待した。

 計画では来場者2820万人のうち350万人を外国人と見込む。自見氏は、欧米豪の旅行客の多くが箱根、京都などを巡る東京―大阪間の「ゴールデンルート」を訪れている現状から、関西以西に呼び込む「西のゴールデンルート」の開拓が急務だと指摘した。【城島勇人】

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