技能検定を監督した報酬を不正に受け取ったとして、北海道教育委員会は9月5日付で、北海道空知地方の高校に勤務する男性教師(56)を停職2か月の懲戒処分にしたと発表しました。

 道教委によりますと、男性教師は2021年と2022年の2月、生徒が学校で受ける技能検定の補助員を担当。報酬を受け取ることができないと認識していたにも関わらず、技能検定の団体からそれぞれ数千円の報酬を受け取りました。

 さらに、男性教諭は2021年2月、同じ技能検定の補助員を担当した同僚教諭が「お金はいらない」と報酬の受け取りを断っていたにも関わらず、無断で領収書に同僚教諭の印鑑を押印。報酬を受け取っていました。

 不審に思った同僚教諭が2022年4月、検定を主催する団体に問い合わせたところ、報酬が支払われていたことを知り、校長に報告して発覚しました。

 男性教諭は「断り切れなかった。強く反省している」と話しています。

 この件は北海道警察に被害届が出されていましたが、地検は不起訴処分にしたということです。

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