沖縄と関わりが深いアジア太平洋地域の平和構築・維持に貢献する個人や団体に贈られる第12回沖縄平和賞に認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ(東京都、新倉修理事長)が選ばれた。玉城デニー知事が6日、定例会見で発表した。

 同法人は、世界の深刻な人権侵害をなくすため、人権分野のプロフェッショナルたちが中心となり、2006年に発足。日本を本拠とする国際人権NGOとして、国境を越えて活動している。アジアを中心とする広範な国・地域にわたり、紛争下の人権、女性に対する暴力、児童労働、過酷労働、人権活動家の保護、ビジネスと人権などのさまざまな問題を調査・公表し、被害者に代わって声を上げている。

 贈賞理由で沖縄平和賞委員会は「沖縄平和賞の理念である『平和・非暴力の実現』『人間の安全保障実現の促進に資する」と評価した。
 沖縄平和賞の選考は2年に1度。賞金1千万円で、県民の寄付などで賄っている。授賞式は10月28日に那覇市内で行われる。

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