那覇署は5日、出張で沖縄に来ていた愛知県に住む会社員の50代男性が、警察官を装った特殊詐欺(おれおれ詐欺)で現金約2千万円をだまし取られたと発表した。

 署によると男性は沖縄本島に出張中の8月7日、県外の警察官を装った男から電話があり、「あなた名義で契約された携帯電話が詐欺事件に使われ、あなた名義の銀行口座に現金が集められている」とうそを言われた。その後、検察官を名乗る男からも電話で「保釈金として現金を振り込めばすぐに逮捕されることはない」などと言われ、沖縄や愛知から複数回にわたって現金約2千万円を指定の口座に振り込んだ。

 県警によると、今年のおれおれ詐欺の被害認知件数は5日時点で19件(被害総額8500万円)。そのうち警察官を装った詐欺が15件ある。

 署は「警察や検察が電話で金銭を要求することは絶対にない。必ず詐欺を疑って」と注意を呼びかけている。

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