鹿児島県内の女子トイレに侵入し、女性を盗撮するなどした罪で逮捕・起訴されていた元警察官の男の判決公判が10日、鹿児島地裁で開かれ、男に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
判決を受けたのは、元枕崎警察署の巡査部長、鳥越勇貴被告(33)です。
判決などによりますと、鳥越被告は枕崎警察署に勤務していた2023年3月から12月にかけて、県内の女子トイレに侵入するなどして、23回にわたり、女性をスマートフォンで撮影しました。
初公判で鳥越被告は起訴内容を認めています。
10日鹿児島地裁で開かれた判決公判で、川口洋平裁判官は「常習性が認められ、当時、現職の警察官であったことは非難を厳しいものにする」とした上で、「懲戒処分を受けて失職するなど、一定の社会的制裁を受けている」として、鳥越被告に、懲役2年の求刑に対し懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
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