海岸で捜索活動する警察学校の生徒ら(11日、福島県南相馬市)=共同

東日本大震災から13年半となった11日、津波被害に遭った岩手県釜石市の海岸で、県警釜石署が行方不明者の手掛かりを求め捜索活動を行った。市によると、今も152人の行方が分かっていない。

同市両石町の真白区内海岸で、黙とうに続き、署員ら約20人と警察犬が捜索を開始。熊手で石をかきわけるなどして捜した。

福島県南相馬市鹿島区の烏崎海岸でも、南相馬署員と警察学校の生徒計約80人が黙とう後、捜索に当たった。生徒の一人は「ご家族から信頼して捜索を任せていただいたと思うので、どんな小さな手掛かりでも見つけたい」と話した。

警察庁によると、今年2月末時点で震災の死者は1万5900人、行方不明者は2520人。このうち岩手県は死者4675人、不明者1107人、宮城県は死者9544人、不明者1213人、福島県は死者1614人、不明者196人に上る。〔共同〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。