医師免許がないのに介護施設の利用者に医療行為をした疑いで代表取締役の女が逮捕されました。

医師法違反の疑いで逮捕されたのは大阪府岬町の介護施設「小規模多機能型ホームひらり」の代表取締役中村眞美容疑者(61)です。

■医師免許なし 90代女性のふくらはぎを「メスで切開」した疑い

中村容疑者は去年12月からことし4月にかけて、医師免許がないのに、施設を利用していた90代の女性の左ふくらはぎを、メスで切開する医療行為を行った疑いなどがもたれています。

■男性の床ずれなどを「ハサミ」で切除した疑い

警察によるとほかにも去年12月、70代男性の床ずれなどを医療用ハサミで切除していた疑いがあるということです。

死因は明らかにされていませんが、この70代男性はことしに入って死亡しました。

■「医師免許を持っていない者が施設の利用者の足をメスで切開し、膿を出している」

「医師免許を持っていない者が施設の利用者の足をメスで切開し、膿を出している」という情報を警察が把握し、ことし6月に施設などを家宅捜索していました。

警察は中村容疑者の認否を明らかにしていませんが、中村容疑者は「メスは提携している病院から借りた」と話しているということです。

逮捕前、関西テレビの取材に対して施設側は「何も答えない」と取材に応じませんでした。

警察は動機や余罪などを詳しく調べています。

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