神奈川県小田原市

 神奈川県小田原市教育委員会は12日、市立富水小(同市飯田岡)で、5年生の児童8人が熱中症の疑いで救急搬送されたと発表した。校庭で体育の授業中で、運動会に向けてリレーの練習をした後、嘔吐(おうと)など体調不良の症状が出たという。

 市教委によると、5年生81人が午前10時10分から50分まで、体育の授業を受けた。校庭を半周(80メートル)してリレーする練習で、ひとりが2回ずつ走った。給水は3回行ったという。

 授業後、2人が嘔吐するなど体調不良を訴えたため119番。男女4人ずつ計8人が市内の病院に搬送され、別の4人は保健室で休息した。その後、12人はいずれも回復し帰宅したという。

 学校では暑さ指数29だったことから授業を実施。市の気温ごとの活動行動基準で、29は屋内外で身体を動かす活動の際にこまめに気温を測り、10~20分おきに塩分や水分をとるなどの対策を求めている。【本橋由紀】

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