東京・日野市で、イチョウの木の枝の下敷きになった男性が死亡した事故で、木は60年以上前に植えられた可能性があることが分かりました。

木の枝が折れた現場から、フジテレビ社会部・山本修平記者が中継でお伝えします。

実際に折れた枝を見てみると、かなり太く長く、遊歩道を完全にふさいでしまっているのがわかります。

12日午後6時半ごろ、日野市の遊歩道で、36歳の男性がイチョウの複数の木の枝の下敷きになり、死亡しました。

木は6カ所ほど折れていて、高い枝は約10メートルの高さから下の枝を巻き込み落下したとみられています。

近くに住む男性は「この辺ほとんど手入れしていない。遊歩道だから残っちゃったのかな」と話しています。

日野市によると、木は1960年ごろに植えられた可能性があり、7月末には職員が木が腐っていないか点検したものの、異常は見つからなかったということです。

事故現場の周辺には、一軒家やマンションなどが多くあり、犠牲になった男性も近くに住んでいたということです。

また、遊歩道の先にはスーパーがあり、買い物で通る人も多く、中学校の部活動のランニングコースにもなっていたということです。

事故を受けて、市は午前中から緊急点検を進めています。

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