過去に詐欺被害に遭い、現金200万円以上をだまし取られた能代市の男性が、詐欺被害者の救済をうたい電子マネーの利用権をだまし取る別の詐欺被害に遭っていたことが分かった。
9日、能代市の70代男性のスマートフォンに「国民生活調査委員会」を名乗る相手から「SNSで被害に遭った人の救済制度がある」などとメッセージが届いた。
この男性は、7月から8月にかけて「黒柳徹子」を名乗る相手から「2億円を受け取れる」とかたるメッセージを受け取り、指定された口座に手続き費用の名目で現金236万円を振り込みだまし取られていた。
そのため男性は「救済を受けられる」と思い、相手と連絡を取ったところ「申請で3億円が送金される。ポイントの購入が必要だ」などと持ちかけられた。
男性は、指示に従い電子マネーを購入して相手に番号を伝え、利用権1万2000円分をだまし取られた。
警察は、詐欺の被害者が狙われた可能性もあるとみて捜査している。
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