踏切事故から子どもたちを守る取り組みです。先日、群馬県で女子児童が電車にはねられ死亡しました。新年度が始まり、長野県内でも2023年事故が起きた踏切で警察などが安全な渡り方を呼びかけました。

「右、左、確認していってください。電車来ないか確認してね」

警察などが安全を呼びかけたのは塩尻市のJR「長者原踏切」です。近くには吉田小学校があり、約500人いる全校児童の半数が登下校で通ります。

踏切では2023年、痛ましい事故がありました。

下校途中の小学2年の女子児童が遮断機が下りた踏切に誤って入り込み、列車にはねられ死亡しました。

事故の後、市は新たに踏切の手前に「とまれ」の標示を設置しました。

12日朝は、警察や学校の職員などが、警報機が鳴っていない時も渡る前にはいったん止まって列車が来ないか安全確認するよう声かけをしました。

塩尻市吉田小学校の教頭:
「年度当初の登校にあたりますので、子どもたちが危険個所、注意するところを自分で把握して自分で判断して安全に登校できるように」

踏切で子どもが犠牲となる事故は4月6日、群馬県高崎市でも起きたばかりです。遮断機や警報機がない「第4種踏切」で小学4年の女子児童が電車にはねられました。

県によりますと、県内に「第4種踏切」は全国で2番目に多い115カ所あり、警察が注意を呼びかけています。

塩尻警察署:
「遮断機がない踏切でも必ず止まって安全確認、左右を見ることをお願いしたい」

警察は保護者からも子どもたちに踏切の渡り方を指導してほしいとしています。

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