長野地方気象台は、長野県では16日昼過ぎから夜遅くにかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してほしいと呼び掛けています。
■大気の状態が不安定
長野地方気象台によりますと、低気圧が千島の東にあって東北東へ進んでいて、この低気圧からのびる前線が東日本を通り、日本海に達しているということです。
長野県では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、16日昼過ぎから夜遅くにかけて大気の状態が不安定となる見込みです。
これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるとして、注意を呼びかけています。
■雨の予想
長野県では、16日夕方から夜のはじめ頃にかけて、雷を伴った強い雨や激しい雨の降る所がある見込みです。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があるとしています。
・16日に予想される1時間降水量（多い所で）
北部 20ミリ
中部 30ミリ
南部 30ミリ
・16日午前6時から予想される24時間降水量（多い所で）
北部 30ミリ
中部 50ミリ
南部 50ミリ
■土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意
長野県では、16日昼過ぎから夜遅くにかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意が必要です。また、落雷、突風にも注意してほしいとしています。降ひょうのおそれもあるので、農作物や農業施設の管理にも注意を呼びかけています。
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