さまざまな季節の色をLED照明で映し出しているトンネル=神戸市北区の市立森林植物園で、三村政司撮影
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 暑さが続く中、神戸市立森林植物園(同市北区)では、「青葉トンネル」内の壁を照らすLED照明が秋色の組み合わせになり、訪問客らは一足早い秋を感じている。

 同園は六甲山系の森林地帯にあり、標高約410~450メートル。園によれば「気温が市街地より2度ほど低い」という。長さ90メートルのトンネル内を抜ける風もひんやりと感じる。ススキやオミナエシの黄色、キキョウやフジバカマの紫色など秋草を表現したものを中心に、ほかの季節や虹、オーロラの色彩も次々に照らし出している。

 親子5人で市内から訪れた藪本幸恵(やぶもとゆきえ)さん(36)は「何度か来ているもののトンネルを通るのは初めて。心地よいですね」と話し、子どもたちも次々と変化する鮮やかな照明に「きれーい」と声を上げていた。

 現在の光の演出は、来月20日まで。【三村政司】

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