警察車両の後部座席で顔を隠す女。
交際相手の首にはさみを刺し、殺人未遂の現行犯で逮捕された佐藤琴美容疑者(25)。交際開始から半年ほどの2人の間に何があったのでしょうか。
現場は東京・中野区にある新築の高級タワーマンションです。
被害に遭ったのは、このマンションに住んでいた20代の男性。
事件は16日午後7時前、「男性の首をはさみで刺した」という佐藤容疑者からの119番通報で明らかになりました。
消防からの連絡を受け現場に駆け付けた警察官が、血を流して倒れている被害男性を発見。
その場にいた佐藤容疑者が犯行を認めたため、殺人未遂の現行犯で逮捕しました。
事件発生直後の現場を目撃した人は「お巡りさん4、5人に囲まれて、女の人がフードかぶされて。(女は)暴れてない。抵抗しないで、そのままパトカーに乗せられて、連行されていったから。被害者が見えないように救急車に運ばれていったけど、救急車の中で救急隊員が心臓マッサージをしていた」と話しました。
捜査関係者によりますと、佐藤容疑者と被害男性は事件前、何らかの理由で電車の中で口論に。
マンションに戻っても口論は収まらず、もみ合いに発展。
その後、佐藤容疑者が部屋にあったテレビラックの引き出しからはさみを持ち出し、男性の首を刺したとみられています。
刺された男性は病院に運ばれましたが、その後、死亡しました。
犯行に使われたのは、部屋にあった15cm~20cmくらいのはさみ。
調べに対し佐藤容疑者は、はさみを持ち出した理由を「握力で勝てなかったので、はさみを出したら言うことを聞くと思った。振りかざしたら首に刺さってしまった」と供述しているといいます。
また、被害男性から告白され、2024年3月にスタートしたという交際については、「日頃から、ささいなことでけんかすることはよくあった。時には(私が)平手打ちしたり 殴ったりすることもあった」と話しているということです。
今のところ口論になった理由については明らかになっていません。
警視庁は今後、容疑を殺人に切り替えて捜査を進める方針です。
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