一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さんのやり直しの裁判の判決公判を前に、弁護団が検察に対し無罪判決が出た際は控訴をしないよう申し入れました。
1966年に当時の静岡県清水市で一家4人が殺害された事件で、死刑が確定した袴田巖さんのやり直しの裁判は9月26日に判決が言い渡される予定です。
弁護団は静岡地検に対し、袴田さんが拘置所で発症した糖尿病が悪化していることや、体が衰え自宅の階段の昇り降りも困難になっていることなど現在の健康状態を伝え、裁判を長期化させる控訴はしないよう申し入れ書を提出しました。
弁護団・小川 秀世 事務局長：
（健康状態の悪化で）なにがあってもおかしくないわけですから、そういう意味で検事の方も控訴をするということについて一番それを念頭に決断をしていただきたいし、決断してくれると期待しています
弁護団は、26日の判決公判の後にも、再度静岡地検に控訴しないよう申し入れるということです。
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
