不用品の買い取りを装って違法な高金利で金を貸し付けたとして、警視庁生活経済課は19日、イベント企画会社の代表、萩原教章容疑者(40)=東京都江東区=ら3人を出資法違反(超高金利など)の疑いで逮捕したと発表した。

同課によると、萩原容疑者らは「買取キング」というサイトを開設し、「即日現金化」などとうたい勧誘していた。顧客との間で実際の売買がないのに買い取り代金名目で貸し付け、取引のキャンセル料として金利分を上乗せし返済させていた。

不用品の買い取りを装って貸し付ける手法は「先払い現金化」と呼ばれ、この手法によるヤミ金の摘発は全国で2例目。同容疑者らは2022年5月〜24年2月に全国の延べ約1600人に対して約2億3800万円を貸し付けたとされる。

3人の逮捕容疑は22年5月〜23年12月、不用品の売買を装って3人に計約179万円を貸し付け、法定の約6〜13倍の利息を受け取った疑い。同課は容疑者らの認否を明らかにしていない。

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