沖縄こども未来プロジェクト(代表・武富和彦沖縄タイムス社長)は19日、大学コンソーシアム沖縄(西原町、代表理事・西田睦琉球大学長)に300万円を寄付した。コンソーシアムが子ども食堂や学習支援教室へ学生ボランティアを派遣する「子どもの居場所学生ボランティアセンター」の運営費に充てられる。

 沖縄こども未来プロジェクトからコンソーシアムへの寄付は初めて。武富代表は「学生たちと手を携え、子どもたちの夢を後押ししたい」とあいさつした。

 沖縄タイムス社を訪れた西田代表理事は「子どもと学生、両方に学びがある」と活動を振り返り、「沖縄の貧困を根底から絶ちたい。多くの支援に感謝している」と述べた。

 学生ボランティアとして石垣市へ足を運んだ琉球大1年の清水菜々子さんは「子どもたちにとって大きな発見がたくさんあり、可能性を広げることができる」と体験を語った。

 ボランティアセンターの事業全体は県の受託事業で、学生ボランティアの離島派遣はその一部。日本トランスオーシャン航空(JTA)と琉球宇温(たかはる)基金からも寄付を受けている。(社会部・吉田光)

(写図説明)武富和彦代表(前列右から2人目)から目録を受け取った大学コンソーシアム沖縄の西田睦代表理事(同3人目)ら=19日、沖縄タイムス社

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。