津市

 三重大は19日、医学部付属病院に勤める男性の准教授が女性職員2人に対し、セクシュアルハラスメント行為をしたとして、20日から出勤停止1カ月の懲戒処分にしたと発表した。三重大によると、准教授は、職員2人に対し、口頭やSNS(ネット交流サービス)で性的な発言を繰り返し行っていたという。2021年6月に女性職員からの相談で明らかになり、すぐに上司が准教授に注意し、発言は収まった。

 大学のハラスメント対策委員会が事実関係の調査を慎重に行い、セクハラ行為が認められたため、19日付で処分を決めた。伊藤正明学長は「全職員に対し、一層の意識啓発を図り、再発防止、信頼回復に努めたい」とコメントした。【下村恵美】

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