20日午前9時25分ごろ、福岡市中央区天神1の「天神ツインビル」で、ビル管理会社の男性から「5階女子トイレに弁当箱のようなものがある。配線がつながっている」と110番があった。県警は機動隊の爆発物処理の専門部隊を出動させて不審物を回収し、確認を進めている。
中央署によると、不審物は20日午前9時ごろ、清掃員が発見した。水洗便器の背後の棚に、チラシで覆われた弁当箱のようなものが置かれ、中に配線が見えたという。専門部隊は午後0時55分に不審物を回収し、中身の特定を進めている。県警はビル4~6階の従業員や利用客を避難させ、午後1時まで立ち入りを規制した。
天神ツインビルは地上14階、地下3階建て。ビル5階に入る木村歯科の木村英隆院長は「警察から『危険物が見つかったから避難して』と言われ、スタッフ全員で出てきた。午前の患者20~30人ほどをキャンセルした。最近は物騒で、何があるか分からず不安だ」と話した。【佐藤緑平、栗栖由喜】
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