大気の状態が非常に不安定となり、記録的な大雨となった新潟県内。大雨のピークは越えましたが、気象台は23日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。
台風14号から変わった温帯低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で大気の状態が非常に不安定となった県内。
22日午前の気象レーダーでは、県内に活発な雨雲がかかっている様子が分かります。
大雨のピークは越えましたが、9月18日の降り始めからの雨量は村上市三面で351.5ミリと9月の1カ月分の1.5倍以上の雨が短い期間に降りました。
【街の人】
「歩こうかなと思っていたら冠水していて靴びしょびしょでした。2日間も大雨なのでそろそろおさまってくれないと本当に…」
降り続いた雨により土砂災害の危険が高まっているとして、22日午後5時半現在、新潟市と阿賀町の一部地域に避難指示が出されています。村上市の避難指示は解除されました。
また、村上市、佐渡市、阿賀町には現在も土砂災害警戒情報が発表されています。佐渡市では土砂が崩れ、通行止めになる道路が見られたほか、県によりますと、長岡市や上越市などで17棟の住宅に床下浸水の被害が出たということです。
県内は23日にかけて寒気や気圧の谷の影響で雨の降るところがある見込みです。
これまでに降った雨により地盤が緩んでいるところがあるため、新潟地方気象台は23日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。
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