学校対抗の「金魚すくい甲子園」が22日、北海道旭川市の「金魚の館」で初めて開かれ、初代王者に鷹栖町立鷹栖小学校が輝いた。2位は旭川市立近文小、3位は旭川市立忠和中、4位はクラーク記念国際高だった。
金魚すくいは毎年、奈良県大和郡山市で全国大会が開かれており、2013年から旭川市で全道大会が開かれている。旭川は19年、通年で金魚すくいが練習できる道内初の施設「金魚の館」が開業。全国大会で上位入賞する選手が出るなどし、レベルアップする一方、競技人口は伸び悩んでいる。選手層のすそ野を広げようと、北海道金魚すくい競技連盟の関係者らが学校対抗形式の新たな全国大会として企画した。
3人1組のチームで、すくった金魚の総数を競う予選の後、団体戦と個人戦2試合で2勝した方が勝ち上がるトーナメントを行った。近隣市町の小学校~高校の9校10チームが参加。保護者らがスマートフォンで撮影しながら「落ち着いて」などと声援を送る中、選手は巧みな「ポイ」さばきを見せ、次々と金魚をすくっていた。
優勝した鷹栖小チームのキャプテン、西永光希さんは「勝てると思っていなかったのでうれしい」と喜んだ。【横田信行】
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