兵庫県の斎藤元彦知事は24日、県議会による不信任決議の可決を受けた辞職・失職か議会解散の判断について、週内に記者会見を開いて表明する意向を示した。登庁時、報道陣に「だいぶ固まってきているが、重い決断なのでしっかり考えて決めたい」と話した。
斎藤氏は地方自治法に基づき29日までに決断する必要があるが、「平日にできたら」と述べ、27日までに表明する考えを示した。
斎藤氏は不信任決議が可決された19日の翌日以降、複数のテレビ番組に出演した。「県政をどうしたいのかという自分の考えをノーカットでお伝えしたかった」と説明。出直し選を意識したものではないかと問われ、「出直し選というよりも、記者会見とは別の機会で自分なりに胸の内を伝えることが大事だ」と話した。
心境について「世間的には『鋼のメンタル』と言われているが、私も人間なので思い悩むことがたくさんあった。思いが伝わらない苦しさや県民に申し訳ないという気持ちもあったが、それでも前に進んで行きたかった」と述べた。
【関連記事】
- ・兵庫県知事疑惑、議会解散なら解明遠のく 百条委は消滅
- ・背水の兵庫県知事、進退判断へ残り10日間「しっかり決断」
- ・兵庫維新の会、兵庫県知事選挙に独自候補擁立を検討
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。