大阪府教育委員会は、顧問を務めていた吹奏楽部の部費や学年の積立金、83万円あまりを横領し、TikTokでの投げ銭などに使ったとして、羽曳野市立中学校の42歳の男性講師を懲戒免職処分としました。
■横領した83万円超を「TikTok」の投げ銭などに使用
大阪府教育委員会によると、羽曳野市立中学校の42歳の男性講師は、ことし4月から5月中旬にかけて、顧問を務めていた吹奏楽部の部費、あわせて23万2000円を、少なくとも8回にわけて横領しました。
また、ことし6月には、1年生の学年積立金の会計担当という立場を利用して、本来は不必要にも関わらず、林間学校についての経費の支出、という名目で、積立金の預金口座から60万円を横領しました。
男性講師は、横領した合わせて83万円あまりの金を、TikTokでの投げ銭や、通販サイトでの買い物などに使っていたということです。
■「回数を重ねるごとに罪の意識が薄れ、繰り返してしまった」
部費の不足や、学年積立金の不審な出金に教頭が気づいたことで発覚したということで、大阪府教育委員会は、男性講師を懲戒免職処分としました。
男性講師は、府教委の聞き取りに対し、「自分の手持ちのお金がないときに、一時的に借用するつもりで現金を持ち帰った。すぐ戻すつもりだった」
「回数を重ねるごとに罪の意識が薄れ、繰り返してしまった」と話しているということです。
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