岩手県内でも被害が相次いでいる「現金送付型」の特殊詐欺被害を未然に防いだとして、岩手県警察本部は県内に拠点がある配送会社に感謝状を贈りました。

特殊詐欺被害を未然に防いだのは東京都に本社があるヤマト運輸です。

9月24日は県警本部でヤマト運輸岩手主管支店の社員に藤林隆博生活安全部長から感謝状が贈られました。

県警によりますと、8月30日に一関市在住の70代の女性が警察官をかたる人物から電話を受け、現金数百万円が入った荷物をヤマト運輸に依頼しました。

その2日後、ヤマト運輸の社員が都内の配送先のマンション前で不審な男から荷物の受け渡しを求められたものの部屋を開けようとしなかったことから営業所に報告したということです。

ヤマト運輸岩手主管支店 杉野真哉主管支店長
「未然に防げたのを非常にうれしく思っている。何かおかしなことがあればすぐに警察に一本連絡を入れることを徹底していきたい」

県警によりますと特殊詐欺被害の2024年の認知件数は8月末時点で29件に上っていて、65歳以上の高齢者が約6割を占めているということです。

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