中古のスマートフォンを海外に転売する事業に投資すれば利益が得られるとうたって、会社役員の男性から計8000万円をだましとったとして、警視庁暴力団対策課は25日、格闘技番組「ブレイキングダウン」元代表の板垣雄吾容疑者(44)=東京都渋谷区=ら3人を詐欺の疑いで再逮捕したと発表した。

3人の再逮捕容疑は2022年7月ごろ、会社役員の40代男性に対し「スマホを安価で大量に仕入れ、海外のフェラーリ社へ高値で売却する。2カ月後に出資額の7〜8%を上乗せして返済できる」などと嘘を言い、計8000万円をだまし取った疑い。

暴力団対策課は3日、同様の手法で別の会社役員2人から計5億5千万円をだましとったとして、詐欺の疑いで3人を逮捕していた。同課は3人の認否を明らかにしていない。

同課によると一部は返金された可能性があるものの、3人がスマホの転売事業名目で約80億円を集めたとみて経緯を調べる。

ブレイキングダウンは1分間1ラウンドで勝敗を決める格闘技番組。若者を中心に人気がある。

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