道路が陥没し、傾いた住宅=広島市西区で2024年9月26日午前11時39分、安徳祐撮影
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 26日午前9時半ごろ、広島市西区福島町2の住民から「道路が隆起、陥没している。建物が傾いて窓やドアが開かない」と110番があった。市消防局などによると、近くの交差点付近で、直径約30メートル、深さ約1メートル陥没した。水道管の破裂が原因とみられる。

 市下水道局によると、同日午前8時40分ごろ、近くの道路で掘削工事中に異常出水が確認されたといい、原因を調べている。現場付近では、道路が隆起し、水があふれ出したほか、付近の建物が傾くなどの被害があった。午前10時半までに付近の住民は避難し、けが人はいなかった。

 現場近くに住む女性(37)はパトカーのサイレンの音で異変に気づいた。「道路が陥没していて、そこから水が吹きでていた」と驚き、「家が規制線内にあり、いつになったら戻れるのか」と心配していた。近くの小学校に家族3人で避難した女性(64)は「慣れない避難で体力がもつか心配だ」と不安を口にした。【安徳祐】

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