三菱重工業は26日、政府の情報収集衛星「レーダ8号機」を載せたH2Aロケット49号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。当初は11日を予定していたが、気象条件が合わないため2回延期していた。
情報収集衛星は、宇宙から地上の様子を観測する事実上の偵察衛星。安全保障に関わる情報収集や、大規模災害時の状況把握のために活用する。
H2Aは50号機で運用を終え、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や三菱重工業が開発した新型のH3ロケットに完全移行させる。
夜間や悪天候でも電波を使って撮影ができるレーダ8号機は、設計上の寿命を迎えているレーダ6号機の後継となる。(共同)
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