SNS(ネット交流サービス)を使った投資詐欺グループが摘発された事件で、大阪府警は26日、グループのトップで会社役員の池宮悠仁容疑者(29)ら男性5人について詐欺などの容疑で逮捕状を取り、公開手配したと明らかにした。
グループはSNSで被害者を投資に勧誘。運用益を増やせる情報商材があるとうそを言い、購入費名目で現金を詐取していたとされる。府警は池宮容疑者がグループ内の複数人のリーダー格に指示したり、詐取金を管理したりして組織を束ねていたとみている。
特殊詐欺捜査課によると、池宮容疑者は府警が大阪市内にあるグループの拠点を一斉捜索した翌日の7月24日、東南アジア方面に出国したことが確認されている。
ほかに公開手配されたのは、いずれも住居・職業不詳の松井信也(27)▽沢野日彩(ひいろ)(27)▽中山直哉(26)▽沢野泰雅(23)の各容疑者。府警は7月に中村晋弥容疑者(41)も公開手配しており、行方を追っている。
事件を巡って府警はこれまでに男女計105人を詐欺などの容疑で逮捕している。情報提供はSNS型投資詐欺事件捜査本部(06・6943・1234)。【川地隆史】
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