今年3月に交通事故で亡くなった西条市の切り絵作家・塩崎剛さんの追悼展が、地元の美術館で開かれています。
塩崎剛さんは「一筆はさみ切り絵」の作家。今年3月に交通事故のため64歳で亡くなりました。追悼展は兄の塩崎樹さんが西条市明屋敷の五百亀記念館で9月20日から開催。会場には塩崎さんが25年間作り続けた作品約250点が並んでいます。
塩崎さんの手法は、下絵を描かず一筆書きの様にハサミで黒画用紙を切り出し、色付きの和紙を重ねて仕上げるもの。太い輪郭と鮮やかな色彩が特徴です。
作品には四国88カ所の寺院や西条まつりのだんじりのほか、市内の酒造会社の酒瓶ラベルのデザインも。会場を訪れた人はハサミと和紙を駆使した力作に見入っていました。
兄の塩崎秀樹さん:
「カッターと違ってハサミなんで本当に細かい所まで動かしながら作ってます。丸みがありますし和紙を後ろから貼って鮮やかに色合いを、こだわった作り方をしていますので感動を与えると思います」
塩崎剛さんの「一筆はさみ切り絵展」は9月29日まで開かれています。
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