ベルトコンベヤーを流れる「刀根早生」=奈良県五條市で、村田貴司撮影

 全国第2位の柿の生産量を誇る奈良県。その主要産地である五條市では、刀根早生(とねわせ)柿の出荷が最盛期を迎えている。

 市内にある「JAならけん西吉野柿選果場」では、収穫された柿は渋みを取り除くため、炭酸ガスで満たされた部屋に約1日置き、その後1日半~2日寝かせる。ベルトコンベヤーで運ばれた柿はセンサーで大きさや色、糖度を測定し、約40人の従業員が手作業で丁寧に選別している。刀根早生の出荷は1日約200トン。今年は計7000トンの出荷を予定している

 同選果場の東源明・副委員長(60)は「猛暑の影響で日照りも多く、気温が高かったこともあり、良い味になった」と話す。

 選別された柿は関東や東北地方を中心に出荷される。

 写真・文 村田貴司

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