小児がんの子どもたちへの必要な治療や研究に光を当てようと、大阪市港区の天保山大観覧車が28日、啓発カラーの金色にライトアップされた。金色は「子どもの未来が輝くように」との願いが込められている。
9月を小児がんの啓発月間とする「ゴールド・セプテンバー・キャンペーン」の一環で、大阪城(大阪市中央区)や東京スカイツリー(東京都墨田区)など各地の名所や医療機関が金色に照らされる取り組みが展開されている。
小児がんの専門医らでつくるNPO法人「日本小児がん研究グループ(JCCG)」が2021年から企画し、治療・研究の必要性や患者支援の大切さを訴えている。ライトアップされる場所は年々増え、今年は123カ所に広がった。
JCCGの担当者は「家族と離れて遠方で治療中の子どもから『ライトアップを見て、離れていても心が通じていると元気をもらえた』という声も届いている。これからも開催場所を増やし、活動を続けていきたい」と話した。【洪玟香】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。