大型で非常に強い台風１８号は３０日午前３時、フィリピンの東の海上にあり、時速およそ１５キロの速さで西へ進んでいる。３０日明け方に、強い台風から非常に強い台風に変わった。

　中心の気圧は９５０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は４５メートル、最大瞬間風速は６０メートル。１０月１日にかけて発達しながら台湾の南にあるバシー海峡を北上し、２日には台湾付近へ、３日は、暴風域を伴って沖縄地方に接近する恐れがある。

　沖縄地方では、次第に風が強まる。先島諸島で１０月１日に予想される最大風速は１５メートル（最大瞬間風速２５メートル）で、１０月２日は２３メートル　（同３５メートル）の非常に強い風が吹く所がある。

　また波も高まる。１０月１日にかけて先島諸島ではうねりを伴って５メートルとしける所があり、２日は６メートルの大しけとなる所がある。沖縄本島地方でもうねりを伴って２・５メートルの高い波となる。

　台風の進路次第では警報級の大雨、高潮になる恐れもあり、沖縄気象台は、２日から４日ごろにかけてうねりを伴う高波に警戒し、３日は暴風に警戒するよう呼びかけている。

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