「頂き女子りりちゃん」を名乗り、男性から恋愛感情を悪用して1億円以上をだまし取るなどの罪に問われた女の控訴審で、名古屋高裁は9月30日、懲役8年6カ月を言い渡しました。女は裁判の中で声を上げながら涙を流す場面もありました。
「頂き女子りりちゃん」こと、渡邊真衣被告(26)は、マッチングアプリなどで知り合った男性3人から、恋愛感情を悪用して合わせて1億5500万円余りをだまし取った罪などに問われていました。
今年4月、一審の名古屋地裁は「意中のホストらの売上に貢献するための資金を得たいという動機は身勝手」などと指摘して「懲役9年・罰金800万円」を言い渡しました。渡邊被告側は控訴していました。
30日、控訴審判決の日、午前10時前には傍聴席を求めて大勢の人たちが列をつくりました。
黒のTシャツ姿に眼鏡をかけて法廷に現れた渡邊被告は終始、斜め下を向き、不安そうな表情を見せていました。
名古屋高裁は、渡邊被告の身勝手な動機を指摘しましたが「事実を認めて、渡邊被告なりの反省の態度を示し、使途先であるホストが損害賠償を支払っている」などとして、一審の判決を破棄し、懲役8年6カ月、罰金800万円を言い渡しました。
判決言い渡しの途中で、声を上げながら涙を流す場面もあった渡邊被告。何を思ったのでしょうか。
※画像は渡辺被告のYouTubeより
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