福岡県大牟田市の国立病院機構大牟田病院で職員が入院患者に虐待していた問題で、第三者委員会が1日、病院に対し再発防止に向けた提言を行いました。
大牟田病院の院長に対し1日、外部の専門家などで構成する第三者委員会から提言書が手渡されました。
◆第三者委員会 永尾廣久 委員長
「まだまだ検討いただきたいところがあるというのがきょうの提言書です」
大牟田病院では去年12月までの約5年間、体の自由がきかない「筋ジストロフィー」などの7人の入院患者に対しわいせつな行為をしたり暴行を加えた疑いがあるとして、職員3人が書類送検されています。
これを受けて大牟田病院では第三者委員会による調査を依頼していました。
第三者委員会は提言書の中で性的虐待が起きないよう、特に夜間に人手不足とならないための人員配置や虐待防止委員会に外部有識者を加え機能の実効性を抜本的に向上させるといった再発防止策を提言しています。
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