元日の能登半島地震で石川県輪島市と七尾市、内灘(うちなだ)町、能登町は1日、地震後に死亡した23人について災害関連死と認定した。これを受け、家屋倒壊などによる直接死と合わせ地震の死者数は計401人(うち関連死は石川県170人、新潟県2人、富山県2人)となった。
各市町によると、今回認定された23人の内訳は輪島市11人、七尾市8人、内灘町2人、能登町2人。うち年代などが公表されたのは14人で、いずれも60歳以上だった。
輪島市の60代の男性は、自宅で被災した。県外の親戚宅に避難するまで半壊状態で停電、断水した自宅で生活していたため、心身に重い負担がかかり、肺炎で死亡した。
七尾市の90代の男性は外出先で地震に遭い、自宅の車庫で避難生活を送っていた。断水や真冬の寒さが影響して体力が衰え、肺炎の経過中などに急に息切れや呼吸困難が出現し、胸部のX線写真で左右の肺に影が見られる「急性呼吸窮迫症候群」のため死亡した。【竹中拓実】
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