岩手県の宮古市議会は教職員への威圧的発言をしたとされる工藤小百合議員に対する辞職勧告決議案を9月30日に賛成多数で可決しました。

宮古市議会の工藤小百合議員は2024年4月、小学校の入学式の案内がなかったことに腹を立て学校に対し「地域に貢献していないから呼ばないのか」などと威圧的な発言をしたとされています。

議会の政治倫理審査会では調査の末、政治倫理条例違反に当たると判断していましたが、工藤議員はその審査会の結果を否定する内容の後援会誌を市内全域に配布するなどしていました。

議会からはそうした行動について議員としての資質に欠けるという声が上がり30日の本会議で辞職勧告決議案が賛成多数で可決されました。

この決議に法的拘束力はなく工藤議員は辞職の考えはないとしています。

宮古市議会 工藤小百合議員
「そういう結果が出されたということは尊重しますし、私がいくらそうじゃないと言ってもちゃんと審査してきたと言われればそれ以上のことは何もないので。これから先も今まで以上に市民とともに一生懸命頑張っていくという考えです」

宮古市議会では市民への暴力行為があったとされる田代勝久議員が9月に辞職しています。

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