気象庁は2日、岩手県の岩手山の噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」の1から「火口周辺規制」の2に引き上げた。国土地理院の衛星解析で地表面付近に山体膨張を示す局所的な地殻変動が見られ、火山性地震も平常時と比べて多くなっていることから、火山活動が高まっていると判断した。

2007年に噴火警戒レベルが導入された岩手山で、2に引き上げられたのは初めて。

気象庁によると、西岩手山の想定火口からおおむね2キロの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があるとして、大きな噴石の発生に警戒を呼びかけた。

県や地元自治体は入山規制を実施し、7カ所ある登山口の全てに立ち入らないよう求めた。〔共同〕

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