対向車線に大きくはみ出し、くねくねと蛇行運転。
すれ違った顔には不敵な笑み。

富山県で何度も目撃されていた、危険極まりない“ひょっこり運転”をする男がついに逮捕されました。

その男は、対向車の目の前に飛び出し、何度もセンターラインを越え、我が物顔で道路を駆け巡り、これまで「イット!」では3回にわたり放送してきました。

目撃者は「完璧に無差別だと思います」「殺人者と同じだと思います」と話していました。

魚津市の映像には、「怖かった~やべぇ…(運転手)笑ってたよ」という被害者の声も記録されています。

怖がる姿を楽しむかのように笑みを浮かべる男。

そして、2日の放送直後、事態は一気に動き出しました。

9月21日、対向車線に飛び出し道路を塞ぐなどした道路交通法違反の疑いで、平野哲也容疑者(46)が逮捕されたのです。

なぜ被害者が恐怖を覚えるほどの危険な運転をしたのか、平野容疑者はどんな人物なのか、「イット!」は現地を緊急取材。

「哲(容疑者)はそんなにあおり運転(妨害運転)する乱暴な子じゃなかったと思うんだけど…何が原因なのかね…うさばらしでそういうことしているのか…」と困惑する平野容疑者の子供時代を知る住民。
その一方で、「ちょっと変わった子だったような気はする。(道路で)よく踊ったりしていたけど、今でいうストリートダンス」と話す人もいました。

3日、平野容疑者が暮らすマンションに行ってみると、まさに捜査員たちが平野容疑者の部屋を家宅捜索していました。

同じマンションで暮らしているという住人は、平野容疑者の別の一面を目撃していたと語ります。

同じマンションの住人:
駐車場で爆音で音楽流していたり。本当最近で、その前は普通の方だったんですよ。そういう人と同じマンションなのは怖い。

ここ最近、急に人が変わったように、階数が離れた部屋にまで聞こえるほど大音量を響かせていたといいます。さらに…。

同じマンションの住人:
車の荷物だとか、家の荷物を駐車場にもいっぱい広げていた。

別の一面をのぞかせていた平野容疑者。

警察の調べに対し、「あんまり覚えていません」と話し、容疑を一部否認。

警察は、平野容疑者に余罪があるとみて、調べを続けています。

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