長野県塩尻市は50歳の男性職員が女性職員に性的な文書や画像を送るなどのセクハラ行為を繰り返し、ストーカー規制法に基づく警告を受けたなどとして停職3カ月の懲戒処分にしたと発表しました。
塩尻市・百瀬敬市長:
「市民の皆さまの信頼を著しく損ないましたことについて深くおわび申し上げます。誠に申し訳ございません」
塩尻市は午後会見を開き百瀬敬市長が陳謝しました。
停職3カ月の懲戒処分を受けたのは、塩尻市水道事業部下水道課の50歳の男性主査です。
市によりますと、男性主査は債権管理課にいた2022年5月から12月まで女性職員とその家族の自宅に11回、性的な画像や、誹謗中傷する文書を送付。女性の相談を受けた警察が2023年1月、ストーカー規制法に基づく警告を出しました。
市が調査したところ、女性職員の家族の個人情報を「税情報」システムなどから職権を乱用して閲覧したことも確認しました。個人情報保護法などに抵触する恐れがあることから、市は2023年4月、告発状を提出。
警察が書類送検したことを確認したことから10月3日、処分を発表しました。
男性主査は「反省している。今後このようなことをせずきちんと生きていきたい」と話しているということです。
市は今後、全職員対象の「コンプライアンス研修」を定期的に実施するなどし再発防止に努めるとしています。
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