兵庫県赤穂市の市民病院で、70代女性が頚髄を損傷した手術ミスについて、虚偽の報告書を作成したとして、執刀医や上司の医師ら3人が書類送検されました。
2019年10月、赤穂市民病院でじん帯が骨化する難病を患う70代の女性が、首の骨の一部を削る手術を受けた際、誤って頚髄を傷つけられ、首から下が不随になる後遺障害を負いました。
執刀医は当時、脳神経外科に在籍していた40代の男性医師でしたが、病院への報告書では第一助手を務めていた上司の医師が執刀したと記載されていました。
警察は男性医師らが虚偽の報告書を作成した有印公文書偽造・同行使の疑いがあるとして、男性医師や上司の医師ら合わせて3人を書類送検しました。
3人はおおむね容疑を認めているということです。
この男性医師が執刀した手術では医療事故が相次いでいて、ドリル操作を誤って患者の腰の神経を損傷した事故では、業務上過失致傷の疑いで書類送検されています。
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