10月3日未明に島根県松江市の海岸で大型漁船が岩場に座礁した事故で、漁船は、石川県能登沖でカニ漁を終えて鳥取県の境港に戻る途中で岩場に乗り上げたことが分かりました。
この事故は3日未明に発生し、はえ縄カニ漁船「第八十八興洋丸(145t)」が松江市美保関町地蔵埼にある美保関灯台から北側の岩場に乗り上げました。
船には日本人7人、インドネシア人2人の合わせて9人が乗船していて、強風による荒れた海の中で海保などが全員を救助しました。
第八管区海上保安本部に設置された対策本部によると、「第八十八興洋丸」は2日夜に石川県能登沖でのはえ縄カニ漁を終え、境港に向かっていた所、その途中で地蔵埼付近の岩場に乗り上げたということで、海保では乗組員から事情を聞くなどして事故の原因を調べています。
また漁船は、事故から1日半以上が経った現在も現場に残されていて、船から約400m東の方向の海域に幅100mに渡り油が浮いていることなどが確認されていて、巡視船などが防除作業を行っているとしています。
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