本人の依頼で難病「ALS」の患者を殺害した罪などに問われている、元医師の控訴審が始まり、弁護側は無罪を主張しました。
元医師の山本直樹被告(47)は5年前、医師の大久保愉一被告(46)と共謀し、ALS患者の林優里さん(当時51)から依頼を受け薬物を投与して殺害した嘱託殺人の罪などに問われています。
山本被告は、一審で無罪を主張し京都地裁は去年、「見張りの役割に留まるとはいえ、犯行に重要な役割だった」として懲役2年6カ月の判決を言い渡しました。
4日に始まった控訴審で弁護側は、嘱託殺人について無罪を主張し、被告人質問と大久保被告の証人尋問を実施するよう求めました。大阪高裁は、実施するか、判断を留保しました。
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