環境省は、北海道乙部町で野鳥のハヤブサ1羽が死んでいるのが見つかり、国立環境研究所の遺伝子検査で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと4日、発表した。野鳥で高病原性が確認されたのは国内で今季初。周辺で他に弱ったり死んだりしている野鳥は確認されていない。

 環境省は死骸が見つかった地点の10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定。野鳥に対する全国的な警戒レベル(3段階)を4日付で、通常時のレベル1からレベル2に引き上げた。

 ハヤブサは国の絶滅危惧種。環境省によると、ウイルスが検出されたハヤブサの死骸は9月30日に乙部町の建物内で見つかった。(共同)

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