季節外れの花を咲かせた八重桜「はるか」=会津若松市追手町の鶴ケ城で2024年10月5日午後1時4分、錦織祐一撮影

 福島県会津若松市の鶴ケ城で、俳優の綾瀬はるかさん(39)が2013年に植樹した新種の八重桜「はるか」が季節外れの花を咲かせ、地元の人たちや観光客を驚かせている。

 綾瀬さんは同年のNHK大河ドラマ「八重の桜」で主人公の山本(新島)八重を演じた縁で、毎年秋の「会津まつり」に参加するなど会津をたびたび訪れている。植樹の際には「復興に励まれる福島のみなさんの生活、夢や希望に満ち溢(あふ)れた子どもたちの成長を、この鶴ケ城から八重さんと一緒にいつまでも見守っていて下さい」と直筆のメッセージを寄せている。

 県内は9月下旬以降、最高気温が30度近くになったり20度台前半だったりと気温の変化が大きかった。そのためか、「はるか」は5日には2カ所で数輪ずつが淡いピンクの花を開かせていた。

綾瀬はるかさんが八重桜の植樹に寄せた直筆のメッセージ=会津若松市追手町の鶴ケ城で2024年10月5日午後0時34分、錦織祐一撮影

 埼玉県三郷市から訪れた夫妻は「驚きました。以前訪れた時も満開の時期ではなかったんですが、まさかこの時期に桜が見られるとは」と喜んでいた。【錦織祐一】

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