サンマの水揚げ14年連続日本一の北海道根室市で5日、「根室さんま祭り」が開幕し、根室港特設会場に炭火で焼く香ばしいサンマの煙がたちこめた。
祭りは1993年、花火大会の会場で有志が500キロを無料で振る舞ったのが始まりで、今回が32回目。祭りを楽しむための7カ条には「生産者の苦労を考え、残さず丁寧に味わうべし」「祭りで味わった根室のサンマの魅力を多くの人にアピールすべし」などとあり、トレーとはしのセット(200円)を購入すれば焼き放題・食べ放題となる。
今年は「根室の心意気」を示す炭火焼き用などの生サンマ5・6トンが用意されたほか、「さんま節ラーメン」やサンマの刀汁なども販売され、多くの観光客でにぎわった。札幌市の会社員、岸井みどりさん(27)は「炭火焼きで食べたのは初めて。こんなにおいしいとは思いませんでした」と感激していた。
6日も午前8時半から午後2時半まで開かれる。【本間浩昭】
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