都内や兵庫県の警察を名乗った男女から「犯人の家からあなた名義のカードが見つかった」などとウソを電話などで言われ、愛媛県今治市の男性が捜査を口実に現金約260万円をだまし取られました。警察は10日に被害届を受け、特殊詐欺事件として捜査しています。
被害にあったのは今治市内に住む医療施設職員の男性(30代)です。
警察によりますと、男性は10月8日に警視庁などを名乗る男から携帯電話がかかり、「特殊詐欺の犯人の家からあなた名義のキャッシュカードが見つかった」とウソを言われ、指示されたSNSのアカウントを登録しました。
このあと兵庫県警を名乗る女からSNSのビデオ通話で、報酬の流れの捜査を口実にされ、指定された口座に5回に渡ってあわせて現金266万円を振り込み、だまし取られました。
男性は兵庫県警に電話してだまされたことに気づき、今治警察署が被害届を受けて特殊詐欺事件として捜査しています。
警察は警察が職務上、SNSのアカウントの交換やビデオ通話、調査のための現金の振り込みを求めることはないと注意を呼びかけています。
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